当院に来院される患者様からは、必ず最初に問診で「睡眠の質」について質問させていただくのですが、5点満点評価で5点、という方はほとんどおられません。
不眠症、という自覚はないまでも、みなさんなんらかの睡眠に対する不満、不安をかかえておられます。
東洋医学においては、体調不良の原因の8割は食事と睡眠が原因と言われます。
例えば精神疾患。
精神疾患に罹ると、ほぼ100%不眠症を併発します。
言い換えれば、不眠症があると、精神疾患を始めとするさまざまな体の不調を起こす引き金になりかね無いということです。
さらに、不眠症の原因の多くは、自律神経の失調と考えられます。
人間は、交感神経と副交感神経という二つの自律神経によって体の状態をコントロールしていますが、睡眠時に優位になるのは副交感神経
しかも、22時〜2時の時間帯が最も副交感神経が優位になる時間帯と言われていますので、理想的には22時には床につき、6時間程度睡眠を取るようにするのが良いということになります。
とはいえ、忙しいビジネスマンの皆様にとって、22時に床に入る何てことはほとんど不可能なことでしょう。
ではどうするか?
一つは、入眠の1時間ぐらい前からテレビやパソコン、ゲームなどの強い刺激を避けて心を落ち着ける。
さらに、寝る前にお灸をしてからだの 気の流れを整えることでさらに良い睡眠が得られるようになります。
お灸のツボですが、以前にご紹介した合谷、三陰交、太衝などに加え、かかとの真ん中にある「失眠」を加えると良いでしょう。
ここは名前の通り、眠の失を改善する効果があるツボで、鍼灸師にとっては常識的なツボなのです。
ただし、踵は皮膚が大変厚く、熱を感じにくいので、ここにするお灸は熱が強めのものを選んだほうが良いです。
もう一つは「印堂」写真の通り、眉と眉の間にあるツボです。(写真参照)
ここへはおお灸をするのは危険なので、米粒みたいなもの。小さくて丸くて硬いものをテープで貼り付けてみてください。
当院では、施術の仕上げにここに鍼をすることが多いのですが、ここに鍼をすると、面白いくらい患者様がストン!とねむりに落ちてしまうことが多いのです。
実際、不眠症の患者様には、毎晩ここに米粒を貼り付けて寝ていただき、睡眠の失改善に成功しています。
不眠にお悩みの皆様。
ぜひ一度お試しになっては如何でしょうか?
ただし、これらの方法で改善できるのは、やはり軽度の症状に限られてきます。
実際に当院にお越しになる不眠、自律神経失調でお悩みの方には、数ヶ月をかけて、体調を整える施術をどこしてまいります。
鍼は興奮した神経を落ち着かせ、落ち込んでいる神経は活性化させる効果があります。
鍼は怖い、という方も多いかと思いますが、3000年の歴史を誇る鍼灸の技術は確実にあなたを救うお手伝いができると確信しております。
当院では、初診時にじっくり時間をかけ、毎回1時間以上の施術時間を確保し、皆様のお悩み、苦しみを少しでも取り除けるよう、あらゆる手段を講じてまいります。
不眠や自律神経失調症でお悩みの皆様。
ぜひ一度ご相談ください。
お待ちしております。
当院では、不眠症・うつ病・躁鬱病等の心の病に対してのはり治療を積極的に行っております。
院長の森藤は、製薬会社で精神疾患専門部門での6年の経験から、100名以上の精神科医と関わり、精神疾患に対する知識を深めてきました。
また、自分自信も抑うつ症状に悩まされた過去があり、病と闘うため、精神疾患をより深く学んできました。
その経験を生かし、多くのうつ、不眠でお困りの患者様のお手伝いをさせていただいております。
現在、心の病に対する治療は薬物治療が中心ですが、薬物治療は
・沢山の種類の薬を飲まねば成らず、薬を飲む事がストレスに成る
・多くの副作用に悩まされるが、医師に相談しても対応してくれない
・医師としても離脱症状への懸念から、減薬、中止がし難い
等の問題点が存在します。
一方鍼灸治療は、ほとんど副作用がなく、しかも近年の研究で、治療効果も確認されており、2011年に発表された文献にも「鍼通電治療あるいは鍼通電治療と抗うつ剤の併用は、抗うつ剤単独治療と比較して優位にHRSD(うつ病重症度を表す点数)を改善することが示唆された」との記載が有ります。
不眠症・うつ病・躁鬱病等でお困りの方が居られましたら、当院までご連絡ください。
無料にて、ご相談承ります。
お問い合わせ、ご予約は 092-516-0755 (スマホではクリックすると電話できます)「お灸にGo!、慰労ならここ!」まで、お願い致します。
※電話受付時間9:00〜21:00(施術中は対応出来ない事が有ります)
鍼灸治療は、西洋医学的には解決できない症状でも改善することができる場合があります。
ただし、2年以上経過している例は全般的に効果が薄い様に思います。
勿論、当院では、発症後10年以上経過していた、全身痛を改善した経験もありますが、
一般的には治療開始は(急性期を除き)早い方が良いと思います。
このページでは頭痛、耳鳴、難聴について記載しましたが、その他色々な症状について、お困りのことがあれば、お気軽にご相談下さい。