古傷がいたむ、というのは誰でも経験があることと思います。
この場合の古傷というのは、特にぶつけたりして痛めたわけでもないのに、時々関節などが痛む状態のことです。
私自身、以前は足首が時々疼いて、その度に動けないほど痛みが出たのですが、鍼灸師になりたての頃、モノは試しと自分の足首の痛みが出ている部分に細いはりを打ち込みまして、刺激を加えてみました。
このとき、鍼は出来るだけ痛みの中心に当てる必要があり、つまりはものすごく痛いわけですが、酒を飲みながらやったということもあり、勢いで刺してみた訳です。
一番細いはりを使ったのですが、それでも結構痛い。
痛いけど我慢して数秒間鍼を動かしていると、ふっと痛みが消えたのです。
そしてそれ以降、私の足首は一切痛みが出ることはが無くなりました。
それ以降、患者様の施術をしていると、主訴とは関係ないけど、昔から痛いところがある、なんて話を時々伺いまして、そういうときはこの鍼を試します。
そしてこの方法は、足底筋膜炎にも大変効果が高いです。
今までの経験から、、私は、古傷というのは痛覚神経の誤作動ではないかと考えています。
足底筋膜炎も炎症を伴待っていないものに関しては古傷みたいなもので、同じく、痛覚神経の誤作動と考えています。
従って、痛い部分を探して、鍼を差し込み、痛覚神経に刺激を入れると、感覚異常が治るようで、その後一切痛みが出なくなることが殆どです。
正直なところ、なぜ治るのかははっきりしたことが判りません。
しかし、効果は確実にあるようです。
古傷、足底筋膜炎などでお困りの方。
鍼を試してみませんか?
ちょっと痛いのを我慢いただく必要はありますが・・・・・。
いぶき館はあなたの笑顔のために全力を尽くします。