頭痛でお困りの方は、大変多いですね。
首肩の問題で来院される方の大半が常にではないにしても頭痛の悩んでおられます。
一方、頭痛がない、という方(私もそうですが)首肩周りにあまり問題を感じていないことが多いです。
もちろん、頭痛の原因は、多様なものが考えられますし、全てが鍼で解決できるわけではないですが、危険度の高い、脳内の問題などがなく、脳神経外科、神経内科等でも原因がわからない頭痛というのは殆どが首肩周り、さらに側頭筋という、噛み締めるための筋肉の問題ではないかと考えています。
左図赤枠で示したのが、僧帽筋、肩甲挙筋
右上が胸鎖乳突筋、右下が側頭筋です。
本当はこれ以外にも関わる部分はあるのですが、簡単にするために割愛します。
まずは首周りの筋肉ですが、これらが硬くなると、頸部の動脈を圧迫します。
そのため、頭部へ、つまり心臓から上に上がるべき血液量が制限され、様々な問題を引き起こします。頭痛ものひつつと考えています。
さらに側頭筋という筋肉。
これはあまりメジャーな筋肉ではないかもしれませんが、名前の通り側頭部の上から始まり、顎まで伸びています。
つまり、顎を閉じる。噛み締めるための筋肉で、非常に大きな力がある筋肉です。
そしてこの側頭筋が硬くなると、頭が締め付けられるような感じになったり、目の奥が痛い、というような症状が出るようです。
その他、最近経験したアロディニアという頭皮痛もあるのですが、これは原因が全く違うので、あらためてご紹介しようと思います。
以下②に続きます。