魚の目、たこ、いぼの対応方法について

『魚の目、たこ、いぼの対応方法について』

 

魚の目、たこ、いぼというのは、子供から大人まで幅広い年齢層で起きる問題です。

普通は、こういう問題があると、皮膚科に行って、凍結させて削る、という方法で治療が行われるのですが、実は、鍼灸でもこれらの症状には対応することが可能です。

 

「可能です」

と書きましたが、私は、むしろ鍼灸でしか治せないのではないか、と考えています。

それは、「魚の目、たこ、いぼ」の根本原因はウィルスだから。

 

皮膚科で、凍結して切除すると、確かに一時的に症状は改善するんですが、根本原因であるウィルスが残ってしまうことが多く、再発を繰り返すこともあります。

 

世の中に「抗ウィルス薬」というものは存在していますが、実は、「抗ウィルス薬」ではウィルスを殺すことはできません。

なぜなら、ウィルスは生物では無いから。

抗ウィルス薬というのは、ウィルスの増殖を抑える、という効果があるもののことを指しているのです。

まあ、将来的には、人間の体に害を与えずに、ウィルスを死滅させる薬品ができるかもしれませんが、現時点ではそんなものは存在しません。

 

そこで、鍼灸。特に「灸」の出番です。

お灸というのは、ご存知の通り、熱刺激で施術を行うことですが、ウィルスに対して最も効果が高いのが「熱」であり、「お灸」なのです。

 

実際のやり方ですが、以前は真面目に艾(モグサ)を使ったお灸をしていたんですが、多少技術がいるし、広範囲に行うのは大変なので、現在では、お線香で直接熱刺激を入れています。

使うのは、写真に示したような、鍼灸用の太いお灸が魚の目、たこ、いぼの治療には適しています。

専門的には、魚の目、たこ、イボは違うものなのですが、その大半がウィルス性なので、結局は同じ方法で治せる様です。

 

やり方は簡単で、患部の中心に対して、お線香で焼いていきます。

幹部の中心は、大変分厚い病変組織で覆われているので、お線香で焼いたぐらいでは熱を感じません。

コツとしては、幹部に0.5秒程度押し付けて、離す。というのを熱く感じるまで繰り返します。

何箇所かある場合は、熱くなったら次に移る、というのを繰り返します。

 

線香で焼いたところは当然真っ黒に焦げますので、そこをヤスリなどで削ぎ落としていきます。

1日2−3回、これを繰り返していくと、1ヶ月程度で、綺麗さっぱり無くなります。

 

写真のbefore/afterをご参照いただければわかるかと思います。

 

このように簡単に書きましたが、そもそも鍼灸用の線香が手に入らないでしょうし、最初ぐらいは、やり方を教えてもらった方が安心でしょうから、当院では2000円で初回指導+線香10本をお渡ししてご自分で対応していただいています。

 

10本の線香を使い切る頃には、普通は改善しているはずで、過去、追加請求がきたことはありませんが、必要な場合は、実費でお分けする様にいたします。

 

魚の目、たこ、いぼなどでお困りの際は、当院にお気軽にご相談ください。

ご連絡をお待ちしております。