『鍼灸師の役割2』
前回、
昔の「診療所」みたいな役割も担える様になりたい
と書きましたが、実際、鍼灸院には幅広い疾患、お悩みの方が来られます。
肩こり、腰痛はいうまでもなく、便秘、下痢、腹痛、食欲不信、うつ病、不眠、自律神経失調症、頭痛、肩痛、五十肩、テニス肘、バネ指、膝痛、脚痛、関節痛、坐骨神経痛、顔面神経麻痺、腕の麻痺、花粉症、鼻水、目の痛み、目の変性疾患、魚の目、蕁麻疹、皮膚病、頭髪の悩み、声枯れ、声が出ない、声帯ポリープ、帯状疱疹、さらにはEDまでも対応したことがあります。
ただし、骨折や、明らかな外傷性のものは難しいですね。
何が言いたいかというと、鍼灸院というのは、実はかなり広範囲の体の問題に対応ができるということなんです。
実際、施術中に、主訴以外のことについても相談されること多く、例えば肩痛、腰痛の施術途中で便秘や花粉症の施術を追加したりすることも多いです。
日本における鍼灸院の利用経験者の割合は3割以下という実情は大変残念ですが、前回ご紹介したように、現状の西洋医学の世界は、患者側がある程度の医学的知識を持っていないと適切な診療科を選択できない、という不思議な状況になっているわけで、こういう状況だからこそ、鍼灸院は、気軽に幅広く相談できる施設として、地域に貢献できるのではないかと私は考えています。
とはいえ、鍼灸師のスキルや経験、知識は非常にばらつきがあり、私と同じ考えの人ばかりではないのですが、一軒ぐらい、かかりつけの鍼灸院があるといろいろと便利なのではないかと思っています。
皆様のお近くにも必ず、思ったより鍼灸院はある筈です。
病院に行ったけど、解決できなかった、とか、病院に行くような状態かわからんけど、なんか手はないだろうか?などとお悩みでしたら、お近くの鍼灸院に相談してみては如何でしょうか?
もちろん、いぶき館は、そのようなお悩みについても全力で対応さえていただきますので、いつでもお気軽にご相談ください。