『頭痛への対応について』
当院には頭痛でお困りの方が多数来院されます。
私自身、サラリーマン時代は頭痛に苦しめられていたので、その辛さは大変良くわかります。
「頭痛」はさまざまな原因で起こりますが、私が診た中で一番多いのは筋緊張性の頭痛です。
「頭が締め付けられる」
「目の周りや奥が痛い」
「後頭部が痛い」
など、患者さんの表現は様々ですが、原因としては、
「側頭筋」「胸鎖乳突筋」「僧帽筋」などの筋肉の過緊張によることが多いようです。
筋緊張性頭痛というのは、その字の通り、筋肉が緊張して神経を圧迫するために起こる頭痛な訳ですが、じゃあその緊張した筋肉を緩めれば良いか、というと、そう簡単ではありません。
前にも書きましたが、これは事実であって問題ではないのです。
筋緊張が起こっているという事実は何が原因で引き越されるか?
詰まるところ、これは肩こり、首凝りが原因なのです。
もちろん、私自身重度の頭痛に何年も悩まされてきた経験があり、頭痛については仇のように研究しましたので、これが全てではありませんが、多くの頭痛の根本原因は首肩凝りにあるということです。
当院では、頭痛でお悩みの方を多数施術させていただいております。
施術方針は
・副交感神経を優位にする
・首肩周りの筋緊張をとる
・頭痛の直接原因の筋緊張をとる
の三つです。
そのため施術部位は基本的に全身になります。
「頭が痛いから頭だけ」というのは特別な場合を除いて行いません。
図で示したように、両手足、背部、場合によっては腰部、首肩周り、顔面部に鍼を行います。
もちろん、症状によって使い分けますので、これ全部に毎回鍼をするわけではないのですが、通常この8割ぐらいは刺鍼します。
そして、大きな筋肉に対しては電気刺激を10−15分
さらに、背部の肩甲間のツボに対してお灸をしていきます。
施術時間は1時間弱。
どうしてもこれぐらいはかかりますね。
ただ、ほとんどの方は1回で頭痛が改善します。
それこそ、頭痛が出るたびにお越しになり、スッキリして帰る。というのを1−2ヶ月ごとにされる方もおられます。
頭痛で長くお悩みの皆様。
ぜひ一度、当院の鍼治療を試してみてください。
いぶき館はあなたの笑顔のために全力を尽くします!