『腰痛、急性腰痛(ギックリ腰)への対処方法』
鍼灸といえば、最初に思いつくのは、肩痛、腰痛ですよね?
当院は、内科的な施術を得意としておりますが、勿論、肩痛、腰痛の方にも多くご利用いただいています。
今回は、当院で、非常に高確率で腰痛を改善している方法についてご紹介させていただきます。
腰痛とは何か?
という話なんですが、大きく分けると「慢性腰痛」と「急性腰痛」になると思います。
慢性腰痛というのは、主に脊柱起立筋。背骨の両脇を腰から首のあたりまで走っている筋肉で「背筋群」とも呼ばれます。
この部分が痛い、という方に共通しているのは、
「腹筋が弱っている」
ということなんです。
要は、腰は腹筋と背筋。前と後ろのバランスが悪くなると腰痛が起きやすいわけです。
実は、背筋群は、普通に立っているだけでも常に体を支えるために緊張しているので、それなりに鍛えられるんですが、腹筋はそうはいきません。
体を丸めるために使われる筋肉なので、通常の生活をしているだけではあまり負荷がかかることがないため、非常に衰えやすいのです。(お腹がぽっこりしている方がこれに当たります。)
そのため当院では、慢性腰痛の方には、必ず腹筋運動の指導をセットで行わせていただいています。
次に急性腰痛(ぎっくり腰)ですが、急性腰痛の大半は「腸骨筋」の痙攣だと私は考えています。
これについては、諸説あり、確定ではないんですが、鍼を刺して刺激した程度で治るのであれば、まあ、外傷や炎症ではないだろうと、私は考えています。
施術ポイントは、図に示した通りです。
使う鍼や刺し方は体格、症状にもよりますので、詳細は省きますが、「ぎっくり腰」の99%は腸骨筋ですね。
稀に、大腰筋のぎっくり腰の方が来られますが、これは大変難しい。
何が難しいかというと、当院にある9cmの鍼では大腰筋に届かないので、確実に刺激が入れられないのです。
とはいえ、過去来られた数名の方はなんとか対処しましたが、難しかったです。
とはいえ、通常の「ぎっくり腰」であれば、ほぼ1回で治ります。
ただし、直後に来ていただいた場合です。
「一週間前に痛めて」と言われると、ちょっと手間がかかることがあります。
というのも、我慢していたために患部以外にも問題が広がってしまうことがあり、例えば施術時は完全に治ったのに、翌日また痛みが、しかも別の場所に出たりするので、「1発で治す」というわけにはいかなくなってしまいます。
あと、先ほどご説明した筋力が衰えている場合も、治りにくいことが多いです。
筋肉というのは、要は体を支えている物なんですが、これが衰えて、一部の、普段あまり使わない筋肉に急に負担がかかったために筋肉がびっくりして痙攣を起こすのがぎっくり腰だろうと私は考えています。
そのため、自分の経験ですが、ぎっくり腰で腰は痛いのに、いつもの腹筋周りのトレーニングはできたりします。
これは、普段使わない筋肉を痛めているからなんですね。
ぎっくり腰は、当院に来ていただければ、ほぼ、一発で治ります。
ただし、運動不足だったり、時間が経ちすぎている場合には、数回の施術を必要とする場合もあります。
腰痛でお困りの皆様。
いぶき館では、腰痛のアフターケアも含めて、指導をさせていただき、再発しにくい腰痛治療を行っています。
腰痛でお困りの際は、是非、当院をお尋ねください。
いぶき館は、あなたの笑顔のために全力を尽くします。