もう一度確認しておきたい「風邪」対策3

いよいよ最終回 インフルエンザ編です。

 

例年なら、今頃はインフルエンザの患者さんで溢れているはずなんですが、昨日、呼吸器内科の医師と話してたら、「今年はインフルの患者が全然居ない。予防注射は不要でしたね」と笑ってました。

コロナ対策で結果的にインフルの患者数が激減しているのですが、この要望方法はコロナウィルスにも効果的ですので、是非、実践してみてください。

 

 

「予防編」

1:インフルエンザ予防にうがいをするとしたら、どれ位の間隔ですれば良い?

→20分毎 うがい自体は効果があるが、喉の粘膜に付着したとたんに体に入ってしまうので、うがいだけで予防するの不可能。

手洗いもこまめに行うことの方が大切です。

 

2:ウィルスの感染経路は?

→①くしゃみなどのしぶきによる飛沫感染

 ②ウィルスが付着したものに触れて感染する接触感染(ウィルスは1週間ほど手に付着しています)

 

3:手洗いに有効なのは何?

→アルコール性の除菌剤

 

4:あいうべ体操http://mirai-iryou.com/how_to.pdfがインフルエンザ予防に期待できる効果は何?

→最近の子供は固いものをためないため、口が開いている事が多く、口呼吸する事が多い

あいうべ体操で、口を閉じるために必要な咀嚼筋、口輪筋、舌筋などが鍛えられ、口呼吸をする癖のある人が、鼻呼吸になるため、空気の加湿と加温ができるし、ウィルスが鼻腔内(鼻毛、鼻水)で捉えられやすく、ウィルス感染を起こしにくくなる

 

 

5:口呼吸のデメリットは?

→乾燥した冷たい空気が直接肺に入る→体温が下がる→臓器の働きが低下する→免疫力が下がる。

 

6:朝起きてすぐやるとインフルエンザの予防効果が期待できるのは?

① 歯磨き ②洗顔

→口腔ケアをしつかりすると、インフルエンザの発症を10分の1にまで抑えられたという研究成果がある。

これは、寝ている時はだ液分泌が抑えられているため、口腔内でバイ菌が増えやすくなります。

このバイ菌が出す酵素が気道の粘膜を傷つけるため、この傷にウィルスが付着しやすくなるのです。

 

7:ガムを噛む事はインフルエンザの予防になるのはなぜ?

→噛む事でだ液がたくさん出て、口腔内を潤すとともに、ウィルスをだ液でからめ取り洗い流す事もできる。胃の中に落とすと、強酸性の胃液でウィルスを殺すことができる。

 

8:インフルエンザウィルスの増殖を抑える食べ物は何?

→梅干し 梅酢ポリフエノールの作用で、ウィルスの増殖や感染予防を抑えられる。したがって、毎日梅干し、を食べたり、梅干茶を飲むことでインフルエンザ予防の効果が期待できる。(和歌山県立医科大学の研究結果)

 

9:電車に乗るときはどこに乗るのが一番リスクが少ないか?

→ドア付近にドアを向いて立つことで、飛沫感染リスクを下げられる。

 

 三回にわたってご紹介してきた風邪とインフルエンザのお話。いかがでしたでしょうか?

 

 今年は、主にコロナ対策、というお話になるのですが、これらを十分理解して、受験シーズンを乗り切ってくださいね!

 

 いぶき館は、働く皆様とともに、受験生も応援していますよ!