「肉離れに鍼は効くのか?」
昨日の朝の事です。
昨夜あまり眠れず、なんか体が目覚めて居ないなぁ、と感じた私は、いつもはやらない軽い運動をやってみる事にしました。
内容は、腿上げ運動。
患者さんには
「1分間で左右合わせて60回
腰の高さまで膝が上がる様、爪先も下がらない様気を付けてやってください。」
と、指導してるんですが、私はそこそこトレーニングしてるし、もう少し負荷を掛けようと、膝を胸辺りまで上げる、大きな動きでやや早めに運動を始めました。
もちろん、準備運動ぐらいのつもりなので、急に始めたわけですが、10回もやったでしょうか。
急に左のふくらはぎがから「ぶちっ」と感触がして、激痛に襲われました。
そうです。「肉離れ」ですね。
前日に筋トレした時はなんか嫌な予感がしたので、「マウンテンクライマー」を省略したんですが、やはり勘が当たってた様で、同じタイプの運動でやってしまいました。
でも私は鍼灸師。
こういう時はいろんな技術を試すチャンス!!
写真の様にふくらはぎの圧痛点を探し、6cmの鍼を深々と刺入。「うっ!」と来るポイントを確実に捉え、4カ所をつないで1Hzで通電15分
数時間おいて、もう一度同様の施術をしました。
やる前は、爪先立ちでないと足がつけなかったのが、ある程度歩ける様になり、「おお!これは良いぞ!!」と喜んでました。
で、たまたま夜に鍼灸師会の会議がったので、そこで、スポーツトレーナーの専門家の先生に意見を求めた所、「急性期は触らん方が良いよ。通電もしない方がよいよ」と助言されまして、確かに教科書の通りなんだろうな、とは思ったものの、もうやってしまったものはしょうがない。
そして、夜寝る時は少し脚を高くして寝てみました。
で、翌朝(本日)なんですが、明らかに昨日より楽ですね。普通に歩けます。
昨日は左足に荷重がかけられないし、まっすぐ膝を伸ばせなかったんですが、今日は少し痛みがあるものの、普通に歩行ができる。
スクワットも軽くなら出来んこともない。
これは良いぞ!
で、もう一度今日も同じ施術をしてみました。
実は来週の金曜日から合気道の稽古がやっと再開されるので、流石に初日から師範が「肉離れで・・・」という訳にもいかないので、なんとかして完治させたいのです。
明日辺りまで経過観察は必要でしょうが、明らかに今日は楽です。
今後、この方法他の先生方とも共有して、検証してみたいですね。
いぶき館は、スポーツ障害にも対応しております。何かお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
******続報*******
一週間後の金曜日から、合気道の稽古が6ヶ月ぶりに始まりました。
もちろん、私も稽古を行いましたが、多少引きつり感はあるものの、普通に動けます。
軽くなら走れます。
通常、肉離れは4−5週間かかるもののようなので、これはかなり効果があったとして良いと思います。
私が特殊な体質なのか、万人に効果があるのかわかりませんが、もし、肉離れの症例があれば、患者さんに説明した上で試してみたいと思います。
肉離れに関しても是非、お問い合わせをお待ちしております。