頭痛には様々な種類があります。
私自身、製薬会社で過酷な勤務生活がたたり、長い間頭痛に悩まされ、何人もの医師を回った挙句、やっと信頼できる先生にめぐり合い、問題を解決することができました。
その時、自分でも「頭痛」と云うものについて深く勉強する機会があり、医師ともなんども話し合いをしながら治療方針を決めたりしていました。
頭痛には
①筋緊張性の頭痛
②神経因性の頭痛
③うつ病を一因とする頭痛
④脳内物質の変化による頭痛
⑤脳内の何らかの問題による頭痛
などの原因があります。
もちろん、これ以外にも沢山の要因はありますが、割愛します。
私が経験した頭痛は⑤のタイプで、脳神経下行路と云う部分の問題で、モノアミンであるセロトニンとノルアドレナリンが不足することにより、感覚の増幅が行われて起きるタイプの頭痛でした。
この治療に関しては、医師からも、可能性の一つとして抗うつ薬(三環系抗うつ薬)の投与を打診され、私も好奇心から試してみたのですが、これがピタリとはまり、頭痛は改善されました。
その後、薬はより副作用の少ないSNRIのサインバルタに変更しまして、結局半年ほどの服薬期間になりましたが、すっかり頭痛は治りました。
あの時、じっくり時間をかけてお話を聞いてくださった先生には本当に感謝しております。
さて、少し話が逸れましたが、では当院ではどのような頭痛なら改善できるのか?
結論から先に言うと、①③⑤に関しては鍼灸による対応が可能ですが、もっとも効果が高いのは①です。
実際、頭痛で来院される患者様は大変多いのですが、その大半は①のタイプで、鍼灸施術を行なうと頭がスッキリし、多くの方は1回で治療が完了しています。
施術方針としては、図の様に後頭部、後継部、背部、耳周り、頬の部分に対して
刺鍼および通電を15分ほど行います。
さらに必要に応じて、背部、腹部、手足にも刺鍼を行います。
鍼はもちろん使い捨てのものを使用し、通電は非常に微弱な60回/分程度の刺激となります。
治療内容についてご興味のある方はお気軽に当院までお問い合わせください。