鍼灸師は「お灸」もします
鍼灸師というのは、実は「はり師」と「きゅう師」の二つの免許を有しているのです。
なので、「鍼灸院」というと、「はり」をうつイメージが強いと思うんですが、「お灸」も必要に応じて行います。
鍼灸院によっては、基本鍼のみで、お灸はオプションで別料金。というところも多い様なのですが、お灸をするかどうかは患者さんの希望ではなく、問題解決のために必要な手段を鍼灸師が選ぶ過程でお灸を追加すつわけですから、そこに追加料金をいただくのは、如何なものか?と考えてしまいます。
患者さんは結果に対してお金を払うものだと考えているので、いぶき館ではお灸は追加料金なしでやっております。
お灸というと、時代劇等の劇中でたまに出てくるので、おにぎりみたいな大きさの艾(もぐさ)を背中や肩に置いて燃やす、というイメージをお持ちの方もおられるかもしれませんが、鍼灸師が使うお灸は、「米粒大」「半米粒大」という大きさで、その名の通り米粒程度の大きさしかありません。
当院の患者様は、初めてお灸を見たという方がほとんどで、皆さん、その小ささに驚かれます。
この「お灸」ですが、様々な効果があり、特に下記の様な内科的な症状に大変効果が高いです。
胃痛、胃もたれ、吐き気、
不整脈、呼吸の不調(息苦しい、息がしにくい等)、
うつ病、抑鬱症状、自律神経失調症、不眠、
顔面神経麻痺、冷え性、不妊治療、生理痛 等
勿論、これ以外の症状にもお灸は効果があります。
西洋医学では、お薬のない病や、手術ができない病を直すことは不可能ですが、鍼灸では、たとえ西洋医学的には何の手段もない症状であっても、効果が出ることも珍しくありません。
これこそが東洋医学、鍼灸の素晴らしいところで、当院でも、この様な症例は数多く経験しています。
実際にはお灸だけではなく、もちろん鍼も併用し、鍼と灸の両方を効率よく使用し、
体全体の気・血・水の流れを整え、体調を改善するお手伝いをいたします。
本来、東洋医学では「未病治」という、「病気にならない体づくり」のために日頃から鍼灸を習慣的に行い、免疫力を高め、体調を崩さない様にすることを理想としています。
そのため、自宅でのセルフケアを希望される患者様には、ご自宅でのお灸のやり方も指導し、「せんねん灸」の様な「台座灸」を市販品よりお安く提供し、毎日、ご自分でお灸を楽しんでいただいております。
セルフケアのお灸については、また別に機会にご紹介したいと思います。
長い間、体調不良で困っておられる方。
医師に相談しても、何ら有効な手段が見つからないという方。
東洋医学、鍼灸を検討してみてはいかがでしょうか?
いぶき館は、あなたの笑顔のために全力を尽くします!