うつ病でお悩みの方へ
当院では、うつ病の患者様。少なくとも、病院で「うつ病」と診断された方を多数施術させていただき、改善に導いてきました。
ただ、ここで注意が必要なのは、わたしはうつ病を治している訳ではないのです。
と言いますのも、当院に来られた「うつ病」と診断を受けた患者様の殆どは、うつ病とは思えませんでした。
私自身、うつ病、または抑うつ症状と言われる状態に3回罹患した事があるので、うつ病の状態は理解しているつもりですが、
・笑える
・会話が成り立つ
・抗うつ薬を3ヶ月以上きちんと服薬しているが、効果がない
という方は「うつ病」ではないと考えています。
理由を細かく書くと長くなってしまうんですが、「モノアミン仮説」に基づいて作られたSSRI、SNRI、 NaSSAなどの薬は、脳内に不足したセロトニン、ノルアドレナリンなどのモノアミンを増加させる事で状態を改善させる薬です。
そもそもうつ病はセロトニン、ノルアドレナリンなどのモノアミンが足りない、という事なので、これを足せば治るはずなのに、3ヶ月もきちんと薬を飲んで改善しないのであれば、原因はこれではないはずなんです。
同様のことは五十肩の患者さんにも言えますが、3ヶ月以上通院しても何も変わらない、という場合は、治療方針を疑うべきです。
当院では、「うつ病」と診断を受けて、精神科(メンタルクリニック)」で3ヶ月以上薬物療法を行ってお改善しない、という方について鍼灸施術をお勧めしております。
過去、100例以上の「うつ病」と診断されて薬物療法を受けたが改善しなかった方を施術させていただき、改善に導いてきましたが、私が見る限り、そのほとんどが「うつ病」とは思えない方ばかりでした。
確かに体がきつい。仕事をする気になれない。学校に行けない。眠れない。などのうつ病に近い症状を訴えておられるのですが、よくよくお話を伺うと、別の原因が出てくることが多々あるのです。
当院では、特にうつ病などのご相談を受けた場合には、30分程度の時間をとり問診を慎重に行うことにしています。
また、必ずおす薬手帳をご持参頂き、過去の薬歴まで詳細に確認させていただきます。
なぜ薬を確認するのか?
それは、症状の悪化、または改善に向かわない原因の一つとして、「薬の飲み過ぎ」があるからなのです。
正しいうつ病治療の処方は簡単にいうと、メインとなる抗うつ薬が一つ。補助的な薬が一つ。さらに睡眠薬が一つ。
最大でもこの程度です。
これ以上お薬を増やすと、何が効いているのか?副作用の原因が何か?
判断できなくなります。
したがって、お薬を3つ以上飲んでいて、症状が改善しないという方はまずはお薬の飲み過ぎを疑うべきだったりします。
お薬は一例に過ぎませんが、このように患者様の発症原因、今までの経過、現状確認を時間をかけて行い、鍼灸による全身アプローチで心と体を整え、正常な状態に導くように心がけております。
実際、1回で劇的に変わったという方も多くおられますし、お薬を調整して改善した、という方もおられます。
蛇足ですが、私の場合、3回ほどうつ病と思われる状態になりましたが、結局一度も精神科に通院することなく(仕事では通っておましたが)、2−3ヶ月で改善しました。
うつ病で長期間苦しんでおられる皆様。
諦める前に、当院を尋ねてみてはいかがでしょうか?
あなたを手助けするきっかけを提供できるのは鍼灸かもしれません。
ご連絡をお待ちしております。