鍼灸院というところは、やはり腰痛の需要が一番多いと思います。
過去6年のデータを見てみると、1,500人の1/3程度が腰痛。
次が肩痛です。
腰痛はギックリ腰が大半ですので、ずっと通院される方はほとんどいなくて、多くても3回。普通は1回で終わります。
整形外科とか、整骨院だと何回も通院する例が多い様ですが、腰痛は鍼が早いですね。
私自身、2−3年に一度は腰を痛めますが、整形外科に行くのは検査の必要があるときだけ。整骨院はあまり信用してないので、最初から行く気がありません。
話が逸れましたが、腰痛と一口に言っても、様々なパターンがありまして、一番多いのは、ギックリ腰の場合、腸骨筋を痛める例です。
腸骨筋というのは、膝を上げるために筋肉なんですが、腸骨(骨盤)の内側についている大きな筋肉で、膝を大きく上げる運動をしないと動くことが少なく、結果硬くなりやすい筋肉です。
そのため、思いがけない動きをしたときや、疲れたときなんかにここに問題が起こりやすく、いわゆる「ギックリ腰」になってしまいます。
これを予防するためには両足で立った状態で膝を交互にベルト線の高さまで上げる運動が有効です。
目安としては、1秒間に1回。左右交互に1分間で60回(片側30回づつ)。日頃のトレーニングとしてもやっていただきたいのですが、朝、腰が痛いという方は、布団の中で寝たままこの動きを少ししてから起きると腰回りが温まり、頸椎症が起きにくくなります。
腰痛については、書き出すときりが無いので、とりあえす、今日は日頃のケアを中心にご紹介しました。
動きは写真を参考にしてみてください。