購読している、医療者向けニュースでこんな記事がありました。
どういう話かというと、「最近、医師の処方に間違いが増えている」ということなんです。
原因はいろいろあるでしょうが、ジェネリックが増えていることも原因の一つではないかと思います。
ジェネリックというのは、昔は「ゾロ品」と呼ばれてたぐらい、同じようなものがぞろぞろ出ているので、おそらく医師も覚えきれず混乱するのではないでしょうか?
お薬をもらうときは、医師の処方を鵜呑みにせず、自分でも確認するよう心がけないと、思わぬ災難にあってしまうかもしれませんね。
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「疑義照会関連が20%突破 - 薬局ヒヤリ・ハット下半期 日本医療機能評価機構」
事故・訴訟 2016年4月12日 (火)配信薬事日報
日本医療機能評価機構は、2015年7~12月までの薬局ヒヤリ・ハット事例をまとめた集計報告を公表した。報告件数は2450件で、特に疑義照会関連が前回の15.6%から20.9%に増加して2割を突破するなど、薬剤師が水際で事故を防いでいる事例が着実に増えていることがうかがえた。
昨年下半期に報告されたヒヤリ・ハット事例は、調剤関連が1934件(78.9%)と減少した一方、疑義照会関連が511件(20.9%)と増加した。特に疑義照会関連のヒヤリ・ハット事例は、前回の405件から100件以上も増加しており、その大半は医療機関での処方の誤りを薬局で発見した事例だった。
疑義があると判断した理由については、「処方箋と薬局で管理している情報で判断」(46.0%)が最も多く、仮に変更前の処方通りに服用した場合の影響については、患者に健康被害があったと推測される事例が64.8%に上った。具体的な事例として、禁忌である薬剤の併用処方等が報告されている。
一方、調剤関連のヒヤリ・ハットの内訳を見ると、「数量間違い」が562件で最も多く、次いで「薬剤取違え」が395件、「規格・剤形間違い」が293件と続いた。