最近は、美容はりを行う鍼灸師さんが増えてきました。
病気や怪我の治療のみならず、美容の目的ではり施術を受けるというのは、本来東洋医学の考え方である「未病治」に通づるものでもあり、大変良い事と思います。
当院でも、美容はりを入り口に「鍼灸治療」にはまった方もおられますし、逆に、通常の治療を受けに来て、「美容はり」を始める方もおられます。
これからも美容はりをきっかけに、鍼灸治療が広く普及する事を願うばかりです。
しかし、いろんな方が行っている「美容はり」ですが、まだまだ歴史は浅く、技術も確定していません。
そのため、「はり数は多い方が良い」とか、「顔面部に電気を流す事で効果が上がる」といった、間違った考え方も存在しています。
添付の写真は左が私の施術、右がAKBの宮澤佐江さんの写真です。
AKB宮澤佐江が美容鍼でハリネズミに!⇒http://getnews.jp/archives/1207408
ご覧いただければわかるように、はりの数が明らかに違いますね。
でも、これは同じ効果を狙った施術だと思われるのです。
効果が同じなら、はり数は少ない方が良いのです。なぜなら、はりをさす事で必ず内出血やアザができる確率が上がるから。
当院においては顔面部への施術を行う際は美容はりに限らず「顔面部刺鍼同意書」にサインをいただいております。
これは、どんな名人であっても、顔面部に鍼をすれば、必ず内出血のリスクがあるからなのです。
同じように、「顔面部に電気を流す」事についても、まだ、安全性が確立されておらず、「神経新生」による、表情筋の異常な動きを誘発する恐れがあります。
従って、当院で採用している「ハリウッド式美容鍼灸(R)」では、「いかに少ない鍼で最大の効果を出すか」という観点から、人体構造を研究し、最小の鍼数で最大の効果を出す技術を提供しております。
勿論電気も流しません。
「美容鍼灸を受けてみたいけど、どこがいいのかな」とお悩みの方は「鍼数が多い」「電気を流す」などという売り文句に惑わされることなく、本当の技術を持った美容鍼灸師を探してみてください。