随分久しぶりの更新と成ってしまいましたが、第四回お灸講座です。
第三回のお灸講座で、「必ず覚えて欲しいツボ」として、
合谷・足三里・三陰交・大衝
の4つについて、それぞれのツボの効用についてご紹介させて頂きましたが、今回はその応用と成ります。
ご承知の様に、我々鍼灸師が施術を行う際に鍼、またはお灸を1カ所だけにする、と云うのは非常に希な事です。
と云いますのも、沢山のツボを使う事で、より高い効果を引き出す事が出来ると云う考え方があるからなのです。(ただし、この逆の考え方もあります)
そこで、今回は4つのツボを組み合わせる事で、どんな症状に対応出来るかをご紹介いたします。
主な症状に対しての配穴例
①足の冷え⇒足三里、三陰交、関元、湧泉、太渓
②足のむくみ⇒足三里、湧泉
③生理痛、生理不順⇒合谷、足三里、三陰交、太衝(生理前緊張症)、関元、血海
④不眠⇒合谷、三陰交、足三里、太衝、血海、神門、失眠(踵の頂点)
⑤下痢⇒合谷、足三里、三陰交
⑥更年期障害⇒三陰交、太渓、湧泉
赤で示したツボが前回ご紹介した物です。
勿論、この4つだけでは不十分なので、黒字のツボも加えたい所なんですが、あまり沢山有っても使い切れなければ意味がありませんので、この4つだけをまずは試して頂き、不十分なら黒字のツボも加えるというやる方が良いかと思います。
ツボの位置等に着いては、ちょっと難しい物もあるので、お問い合わせ頂ければご指導させて頂きます
また、ここにご紹介したもの以外にも沢山お灸の効用はありますので、ご興味のある方は、いぶき館までお問い合わせください。
皆様が健やかな毎日を過ごせる様、いぶき館は全力でサポートさせて頂きます!